7月夏休み最初の三連休は生憎の雨。当日予約が取れて兵庫県但馬にある「湯の原温泉オートキャンプ場」に行った。当日電話をすると、大阪から来るんですか?こちらは今雨が降り始めましたけど、という心配そうな応対。確かに夕方到着すると、急坂のアプローチは川のように雨水が流れている。「土砂崩れ」という嫌な言葉が脳裏をよぎる。わざわざこんなところに来て災害に遭う、というイメージは先日、富士山の駐車場で大きな岩の直撃を受けた悲惨なRVの映像があまりに強烈だったからかもしれない。
しかし、こんな雨にも関わらず、場内はほとんどがテントの人たちで満杯状態。隣のサイトで同じようにチェックインしたばかりの家族が激しい雨の中、タープを立てるのに四苦八苦している。さすがに、RVはオーニングを出して、電源を接続するだけで設営完了。斜めにしたオーニングテントを雨水が激しく流れ落ちてくる。早速、買ってきた出来合いの料理をレンジで温めてワインを抜く…これがRVの醍醐味。あたりはどんどん夜になってきたけれど、隣でまだタープなどを準備してる家族の暗い顔が想像できる。
サイトから歩いて5分の場内にある温泉は本格的な露天風呂のあるいい湯だった。毎分730リットルだから十分な湯量の弱アルカリ単純泉。ここは城崎温泉に近いからかも。次の日も入ったが、男湯と女湯が入れ替わって、露天風呂の景色も違って二日間楽しめた。(温泉は朝11時から、キャンプ場のチェックアウトは9~13時と良心的)キャンプ場の評価に厳しいかみさんのお眼鏡にも適ったようで一安心。ただ、ドライヤーが1台しかないから次回からは持参する、と申しておりました。