3日目の朝も、やはり温泉から。この微硫黄泉は自噴泉でその勢いはすごい。温泉に入ると、お湯に引き入れているパイプ周辺から地響きのような振動が伝わってくる。
それに場内には数箇所、温泉卵を作れる場所がある。10分くらいで半熟の温泉卵ができる。また80~90度の温泉を下げるために川の冷たい水を使っているが、それを使って果物を冷やす場所を作ってあり、ここ合掌の森中尾キャンプ場は手作り感満載。
▲第2ロープウェイ駐車場
キャンプ場をチェックアウトして、15分ほど走り新穂高温泉を過ぎ、新穂高ロープウェイの第2ロープウェイのしらかば平駅(1308m)に向かう。最後の上りは少しきつかった。この駅にあるビジターセンターには温泉施設もある。
ミシュラングリーンガイドで二つ星らしいこの施設、第2ロープウェイは全長2.6km高低差848m、二階建てのゴンドラは定員121人。鉄塔を通過するときには前後にかなり揺れるので歓声が上がる。
終点は2156m。展望台は、北海道のトマムのアルファリゾートにあった「雲海テラス」に似てる。確かに穂高連峰など北アルプスの雄大な景色はすばらしい!でも残念なことに、すわってゆっくり景色を見るところがない。階下のレストランはせっかくの景観が見えない。あの「雲海テラス」には、soup stock tokyoの売店とカフェテーブルが並んで、美しい景色を見ながら早朝からコーヒーでもビールでも飲めるような心憎い演出がしてあった。是非とも、ソフト的開発を期待するところです。
ビジターセンターにある温泉に寄ってみたが、期待した1308mの雄大な景観はなかった。下山した後はランチと温泉に寄って帰路につくだけだけれど、平日なので、吹田インターを深夜0時すぎに出て高速料金を半額にするつもりだから、時間はたっぷりある。帰路途中に別の候補地だった道の駅奥飛騨温泉郷上宝に立ち寄りランチをする。この道の駅には温泉付きキャンプ場がある。事前にアプリの「標高わかーる」を使ってこの場所が800m台だったので、1000m超の平湯にしたのは正解だった。やはりここは少し暑かった。その後、初日に行ったひらゆの森に再度立ち寄る。65度の硫黄泉。いくつもの露天風呂の中に、今日はかなり白濁した湯があった。これで朝から三度目の温泉。
今回の全行程730km、嫌がるかみさんを無理矢理連行した北アルプス周辺の旅だった。しかし、3日間では人気スポットの多い中部山岳国立公園をほんの少しかじっただけ。南の乗鞍岳周辺にも、前から気になっている無印良品のキャンプ場がある。来年の夏の避暑もいいけれど、今年の秋の紅葉というのも魅力的です。