野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

知床夏旅2016 ⑤2日目 知床五湖

 
 
 8月25日、知床を海から見た後は、自然遺産を歩くトレッキング。候補は「知床五湖」と「フレペの滝 遊歩道」。事前にガイドツアーの予約も考えましたが、午前中がクルーズだったので時間に急かされず柔軟に対応できるようレンタカーで直接行ってみました。
 
 朝からのクルーズを終え食事の後、ウトロから5キロほど走って「フレペの滝 遊歩道」のスタート地点の知床自然センターに。海に落ちるフレペの滝までの遊歩道は多くの動物達に出会える場所、前日のスライドの写真でもたくさん紹介されていました。ところが、カウンターで申し込もうとした直後、クマ出没によりコースが突然閉鎖、敢え無く断念でした!
 
 すぐに「知床五湖」へ、そこから9キロほど先の知床五湖フィールドハウスに向かう。五湖全部を回る大ループは先日からの台風で閉鎖中ですが問題ありません。軟弱な私たちは元々一湖と二湖を回る少ループ(遊歩道+高架木道)のコースを考えていましたから(笑)こちはまだクマが出没していない模様、見たいけど会いたくない(笑)
 
 
 
▲知床自然センター
 

▲知床自然センタ→知床五湖
 

知床五湖の歩き方マップ
 
 
 
 
 知床五湖の「遊歩道」を歩く場合、知床の自然は動物たちのテリトリーに人間がおじゃまさせてもらうという気持ちで、最初に簡単なレクチャーを受ます。レクチャーではクマについての心得を散々聞いていたので、遊歩道に入ってからもクマと遭遇しないように時々声を出したり手を叩いたり、かみさんは前のキャラバンで買った熊除け鈴を鳴らしたり…ひたすら歩いて行くだけで、ゆっくりと動物を探す余裕はありません(汗)ガイドツアーならもう少しそのあたりのコツを教えてくれたかもしれません。
 


 


 
 
 
 
 
 「高架木道」の入口は遊歩道を30分ほど歩くとありました。想像していたよりも広大な高架木道からは知床連峰とオホーツクと湖の360度の大パノラマが拡がり、パノラマ写真撮りまくりました。それに高圧線付きの高架道なのでクマの心配がないから安心して歩けます。フレペの滝の遊歩道を回っていた場合は、この木道だけでも十分かもしれません。
 
 関連情報に知床五湖ストリートビューをリンクしましたので、これならクマの心配なしに閉鎖中の大ループも含めた全コースが歩いていけます(笑)
 
 


 


 


 

 
 

   
 

 
 
 
 
関連情報:知床五湖(グーグルマップ)
知床五湖(一湖)遊歩道から高架木道への入口(ストリートビュー
 
知床夏旅2016
①1日目 女満別からウトロへ
②宿泊地ウトロの温泉
③ホテルのビュッフェ
 
 
 
 
 
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知床夏旅2016 ④2日目 知床半島クルーズ

 
 
 
 知床半島を見るには海から、しかも今は半島の半分から先の道路は通行止ですから。知床観光半島クルーズは今回の旅の最大の目的です。ヒグマが見られる確率は結構高いようで、口コミには、①大型観光船よりもクルーザーの方が陸に近づけるからいい②半島の先端の知床岬まで行く3時間のコースがオススメ、とあったのでドルフィンというクルーザー観光船を事前に予約しました。しかも景色を見やすいのは、オープンデッキの2階席で陸側の右サイドと判断、確認すると予約順なので座れそうでした。
 
 
 
 
 さて、知床ウトロ2日目の朝(8/25)、クルーズ乗り場まではホテルから歩いて行けましたが、集合時間の前にオロンコ岩までブラブラ散歩しました。カモメの営巣地になってる巨岩には階段があって登ることができますがもちろんパス(笑)さて、いよいよ出港です!
 
 

▲オロンコ岩の岩陰には無数のカモメ(白い点)
 

 
 

▲予約順に乗船
 

▲2階席最後尾センターに座れました
 

 
 
 
 
 
 
 
 クルーザーからは大小多くの滝が見れました。ヒグマも船のガイドさんが見つけて2度見ることができました。長く続くルシャの浜辺はヒグマ出没率がいちばん高い所で、親子グマを何とか動画に少しだけ収められました。母グマのまわりを子グマが跳ねまわっています。ただ肉眼ではわかっても、iPhoneの画面では小さくて撮れてるかどうかよくわからないまま撮影、帰ってからマックに取り込んだ後、アップにしたり、スローにしたり編集を駆使、何とかわかるでしょうか?重いデジイチ持ってくるのサボりました(笑)
 
 

カムイワッカの滝の上流は温泉滝の沢登
 

▲カシュニの滝
 
 
 
 
 
 
 
 
 最終地点、断崖絶壁の続く半島の先端の知床岬には広い芝生が拡がっていました。ここへのアクセスは海沿いのトレッキングでしか辿り着けないということを、前日ホテルでナチュラルコンシェルジェの体験談とスライドで見せてもらっていました。ナチュラリストにとっては、これぞ最果ての地の魅力に溢れたサンクチュアリ。しかも避けたいヒグマ遭遇率はとても高い!(笑)そんな知床岬も、クルーザーのデッキからはとても穏やかな平和な景色に見えました。
 知床世界自然遺産クルージングを終えた船は踵を返すように一気にウトロ港を目指します。帰りは直射日光を避けて階下のソファ席でのんびりと寛ぎました。それにしても、キャンピングカーなら重いデジイチも、前回のキャラバンのように確実に持って来てたんだけど…残念。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
関連記事:
 
グーグル・マップのストリートビュー
実際のクルーズを体験こちらです!(フレペの滝付近)
 
知床夏旅2016
①1日目 女満別からウトロへ
②宿泊地ウトロの温泉
③ホテルのビュッフェ
 
 
 
 
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知床夏旅2016 ③ ホテルのビュッフェ

 
 
 
 3泊も連泊すると毎食のホテルのビュッフェの食べ方も学習しました(笑)膨満感を防ぐために「選択と集中」!いろいろと一通り試すとどうしても食べ過ぎになります。メニューの中には流行りモノのアヒージョや凝った料理は目先は変わってますが味のインパクトはイマイチなので、地元素材を活かしたシンプルなもので攻めます。
 
 
 

 
 

▲最初はいろいろとトライ
 

スープカレーもお好みの具材で、しかし…
 
 
 
 
 
 
 
夜は勝手丼が一番人気。釧路で有名な勝手丼ですが、こちらの具材はサーモン、イクラ、大ぶりの甘エビ、カニ、ホタテ、しめ鯖、玉子焼、つぶ貝、イカなどから好きなだけ、もちろん刺し身としても。さらに日替わりのシンプルなメインとして天ぷらや串カツなど、居酒屋イメージでセレクト!
 
 

▲甘エビ、カニ、いくら(1日目)
 

▲玉子、イカ、つぶ貝、しめ鯖、サーモン(1日目)
 

▲やはりサーモンといくらの親子丼に落ち着く(2日目)
 

▲再び親子丼(3日目)
 
 
 
 
 
朝はあっぺめし地元のホテルがビュッフェメニューとして共同開発したらしい漁師めし風丼。イメージ的には鯛茶漬けや奄美の鶏飯に似ています。一膳目は鮭の炊き込みご飯をそのままで、二膳目は鮭の漬けをシンプルにトッピング、三膳目は用意されたいろいろなトッピングにだし汁をかけてお茶漬けで。もちろん一度に三膳はムリなので、漬け丼にしたり、お茶漬けにしたりしましたが、漬け丼がお気に入りでした。かみさんは最後の朝食はこのお茶漬けだけでした。考えてみると普段はそんなもんですから(笑)
 
 
 
 

 
 

▲トッピングの漬けサーモン、山わさび、ごま、ネギ、梅干、ふりかけ、焼きタラコ…
 

▲サーモン漬け丼で
 

▲いろいろのせてお茶漬けに
 
 
 
 
 ホテル以外のランチではガイドブックにある人気店にも何軒か行ってみましたが、値段が高いばかりで食べログの点数も高過ぎるのでは?ホテルもレストランも全体的に本州の最近の傾向に比べると高く感じたのは、夏休みのハイシーズンと地理的なこともあるからでしょうか?
 
 
 
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知床夏旅2016 ② 宿泊地ウトロの温泉

 
 
 今回の知床観光の宿はウトロ漁港にある「知床グランドホテル北こぶし」ですが、その近くの「道の駅ウトロ・シリエクト」には何台ものキャンピングカーを見かけました。道の駅の隣には「知床世界遺産センター」があり、いろいろな情報も入手できます。
 道の駅の裏側の桟橋では新しい大規模な魚市場建設が工事中で、ウトロ港の再開発が進行していました。北こぶしの隣には貴重な2軒のコンビニがあり、大型観光船や観光クルーザーの乗り場も集積していて知床観光の中心となっています。
 
 
 

▲正面が道の駅、右の建物が世界自然遺産センター
 

▲知床世界自然遺産センター
 
 
 港から車で坂を上がった高台、オホーツクに沈む夕陽を望む夕陽台はいくつかの大型ホテルのあるエリアで日帰り温泉(夕陽台の湯)もあります。他にも、もう1箇所海側の道路を港から1.8キロ行くと、国民宿舎 桂田にも日帰り温泉がありますが、どちらの温泉も道の駅から歩いて行くのは難しそうです。国民宿舎から1キロほど海岸を走り、橋を超え道路がなだらかな美しい林道になるとそこから先が世界自然遺産のエリアになります。
 
 
 泊まった北こぶしは増築を重ね3棟からなっていますが、外観に比べて内装は新しく気持ちのいいホテルでした。部屋から新館8階にある温泉までは少し遠かったですが、風呂は内風呂と半露天と露天とあり、世界遺産の半島とオホーツクが一望でき、目の前にある営巣地オロンコ岩から飛んでくるカモメを真上に見ながらの露天風呂も格別なものでした。
 
 
 

▲ホテルの露天風呂から知床半島を望む
 

▲カモメ営巣地オロンコ岩(左)
 

▲半露天は湯に浸かって景色が見える
 
▲今日はかなりの強風、ホバリングを楽しんでいるよう
 
 
  もうひとつ、このホテルでよかったことはネイチャーデスクに常駐するネイチャーコンシェルジュの女性が夜ロビーで行うガイド講習会でした。自分で撮った動物たちのスライドを交えて、熊よけの声掛けとか、オオワシオジロワシの鳴きマネ対決など体を張った根っからの動物好きが伝わってくる楽しいお話でした。
 
 
 
 
*関連情報:
ウトロ周辺の地図
知床グランドホテル北こぶし
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知床夏旅2016 ①1日目 女満別からウトロへ

 
 
 
 生活費の半分以上をマイレージのクレジットカード決済にすると結構ショッピングマイルが貯まっていきます(笑)近々期限切れのマイルがあるので、その前にマイレージ旅行に行ってきました。行き先は前に行った北海道キャラバンで行けなかった知床半島です。近い飛行場は女満別空港ですが、残念ながらJALでは伊丹発の便がなく諦めかけていたところ、ハイシーズン限定で伊丹~女満別便があることがわかり早速予約、同時にマイレージからのレンタカーがリーズナブルだったのでこちらも予約しておきました。
 
 
 

▲連日35度以上の猛暑が続く大阪を離陸!
 

▲ランチは空弁、もちろんコンソメいただきました!
 

▲ちょっと涼しい女満別空港に到着!
 
 
 
 
 直前まで3度の台風被害もあった北海道でしたが、8月24日からの4日間のうち1日だけ天気が悪かっただけで、コースに大きな影響はなかったです。ただ、落石で閉鎖されていたり(ヒカリゴケの羅臼マッカウス洞窟)、半島の先端に近いところ(カムイワッカ湯の滝や海岸の相泊温泉など)へは台風や雨で通行止め、台風の影響で閉鎖された知床五湖の大ループコースなどに遭遇しましたが、ウトロ漁港に隣接したホテル(知床グランドホテル北こぶし)をベースに知床クルーズや知床五湖の少ループコースなど、知床の世界自然遺産を十分に堪能できました。
 
 24日(水)女満別空港に到着すると、猛暑の大阪と違って爽やか!といいたいところですが、少し暑かったです。女満別からホテルのあるウトロ港までは約100キロ。天気予報では2日間は天気が良さそうなので知床を満喫したいと思います。さぁ、スタート!
 
 
 

女満別空港からウトロまで2時間近いドライブ
 

オシンコシンの滝に立ち寄る(拡大は写真の+をクリック)
 
 
 

▲滝からホテルのあるウトロまでは海岸沿いにすぐ
 

▲ウトロ漁港に建つホテルのベランダの足湯、冬は流氷見物できる
 

▲ロビーで寛いでさて温泉へ(続く)
 
 
 
*関連情報:
女満別空港~ウトロ 
 
 
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