タオル一本持って、さあ！秘湯巡りスタート。
由布院塚原温泉にある「火口乃泉」は強酸性硫酸塩泉(含:硫黄/鉄/アルミニウム/カルシウム)。豪快な湯煙の火口見物をした後、温泉につかる。口に含むと草津よりは少しマイルドな酸味に感じた。ペットボトルで持ち帰る地元の常連さんがいたので聞くと、一時湧出量が減り、別の源泉から引くようになり少し成分が弱くなったと言っていたが、飲むと胃腸にいいそうだ。
そこから、別府・明礬温泉「湯の里」にお昼のランチをかねて行く。藁葺きの独特の湯の花小屋が並ぶ。同じ作りの家族風呂もあるが、見晴らしのいい露天風呂は広くて白い酸性硫黄泉。湯上がりに本物の「温泉たまご」を賞味、郷土料理の「とり天」と「だんご汁」に挑戦。「とり天」は「大阪一芳亭の豚天」にかなり似ていたし、だんご汁は味噌仕立て野菜たっぷりの「ほうとう」に酷似。どちらも大変好ましい味と満足できる量だった。
そして夕方、かみさんのリクエストで日本一大きい「アフリカンサファリ」のナイトクルーズに参加。目の前で大きな口を開けるライオンや象やキリンの顔の大きさに圧倒される。
盛り沢山の一日は暮れて、夜は地元の隠れ家的料理店と書いてあった「茄子屋」に行った。前日の湯の岳庵で料理長を務めたオヤジの店で、客が少なかったのでオヤジと温泉談義を熱く語る。
