野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">アクアイグニスで湯YOUパーク~その2</span>

アクアイグニスでの湯YOUパーク利用

小雨の降る金曜日の夕方、初日の目的地「アクアイグニス 片岡温泉」に到着した。道路沿いには普通の温泉にあるような派手な看板もなく、温泉をやり過ごしてしまい湯の山温泉駅の近くで気がついてUターン。見つけた小さな駐車場に車を停め、広大な敷地を少し歩いて、駐車場が第1から第4まであることもやっとわかった。

きれいに整った芝生と水辺の噴水、現代アートのような建物。ここは温泉というより、あのジャック・タチの有名な名作「ぼくの伯父さん」の映画の世界に入ったような錯覚を感じた。ヴィジュアル至上主義、ちょっとやり過ぎ、と思いながらも中はどうなってるのか期待も膨らむ。

フロントでこの施設での湯YOUパークとしての利用方法を聞く。イタリアンやカフェもあるが、食事は温泉内にある和食の「奥田食堂」となりそうだ。

すぐに温泉に入った。この施設は、横を走る近鉄湯の山線の奥にあった片岡温泉が1年前に移転。加水も加温もしていない完全かけ流しの泉質はとてもよく、入湯料600円で朝の6時から24時まで営業。日帰り温泉としては申し分ない。ただ、竹林の中に点在するデザインされた露天風呂には、古典的野趣あふれる岩風呂はなく、好き嫌いはあるかもしれない。

湯上がりの食事は、温泉棟にある料理長の名前を冠した「奥田食堂」に行く。おや?今までの広々としたモダン空間に比べるとカジュアル。畳に座布団だけ?せめてラクーアみたいになってないの?それに料理も名前を冠したわりにはイマイチ。かといって、別棟のイタリアンレストランのコース料理はコスパな旅にはふさわしくない。ホンネは四日市といえばトンテキの来来憲でしょ!(笑)

車に戻って続きの酒を飲んだりしてのんびりしていたら、実は今日行く予定だった東京の酔っぱらいオヤジたちから電話がかかり、次の飲み会のことで盛り上がった。で、寝る前にもう一度温泉に浸かる。4時間内であれば何度も入れることは後からわかった。翌朝は休日、早朝から朝風呂のお客さんが次々に来ていた。

実は、最初にフロントで湯YOUパーク会員利用でのP泊地は第2駐車場と言われて行ってみたが、電車と踏切の音が気になると家人の指摘で別の駐車場に変えてもらった。P泊を快適にするためなら、少し有料にしてでも快適な環境を提供をしてもらったほうがリピートしやすい*。温泉はとても良質なので、P泊地は別の候補地と組み合わせるプランも考えられそうだ。(*アクアイグニスにこの件について、問い合わせのメールを入れると丁寧な返事をいただき、今後、湯YOUパーク会員利用の方法を検討し、ホームページなどでリリースするということでした)

それにしても、このアクアイグニスという施設は、多くのクリエーターを集めて、どうしてこんなコンセプトで、どんな経緯でここに完成させたんだろう。宿泊棟には4棟の離れ宿もあり、一休.comでは1泊1名25万という驚くべき最高級プランがある。今回のコスパな旅とは正反対の今どき珍しいバブリーな数字がミステリアスだ。

さて、翌日は…(つづく)