野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

T4との別れ

 
 
 先日、PGさんに移動させてもらった野営車に会いに行くと、いろいろ機器の撤去をお願いしてたので、車内は悲惨な状態になっていて、呆然としました。その代わり、車内にあったものは少しずつ自分の部屋に移植されています。その数日後に、PGさんがほぼ荷物を運んでくれて、夏タイヤとホイルなどを渡し、ほぼ引っ越し完了、正式に印鑑を押して引き渡しました。
 
 PGさんと別れ際にこれからの治療法についていろいろと話しました。今のところ、原因が確定されてないけど、今回のエンストもやはり坂道だから、やはり触媒が怪しいのかも。
 「マフラーに詰まった触媒がまだ残ってるかもしれないから、前回交換しなかったリアマフラーをまず交換することからやってみます」
 「最終的にはエンジンのOHも必要かもしれないです」
 「いままで普通のT3とかT4ではこんな原因が見つからないことはなかったので、キャンピングカーというので負担が大きいのかもしれないですね」
 
 PGさんのところには私のようにオーナーさんが手放した古いT3が並んでいます。「スクラップのように見えるかもしれませんが、全部スクラップされようとしていた捨て子たちですが、何年掛かっても、まだ一人も見捨てたことはありませんのでご心配なく」大体3年位掛けてレストアしているそうですが、野営車を大切にしていただきたい思いに応えてくれました。
 
 8年半育てた家族のような野営車との別れで落ち込んでいる時に、こんなメールのやりとりをして、言葉の端々にヴァナゴンに対する大きな愛情を感じたのでもう安心してお別れできます。
 私の野営車も最悪でも事務所としてここで大事にしてもらえます。まだ多少残ったものなどを確認しにまた会いに行くつもりです。先月突然のぽっかり空いた心の穴は随分と癒えてきました。