野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

さらば夏キャラバン-2

 
 燻製とバーニャカウダーのミッションを終えた夕餉が終わり、月が顔を出したキャンプ場には秋の気配。ちょっと温まりたい、そんな気分に相応しい食材が残っていました。峰山のスーパーで見たことのない地元の小魚、ラベルには「しのは(ひいらぎ)」と書いてあり、端っこに「味噌汁に!」と簡単なレシピのシールが貼ってありました。
 
 水でさっとぬめりを取り、そのまま熱湯にぶっ込む。それに同じ店で買った太刀魚のダシ入の味噌を投入。ちょっとアクをすくったら漁師汁の出来上がりです。一口すすると、臭みもなくあっさりとしたいい味!こんな小魚でも、汁の表面にうっすら脂分が浮いていて、それもまたいい味を出してます。冷えてきた体に染みこんでいく。
 
 少し温まった後は焚き火といきたいところですが、残念ながら管理棟には薪がなかったのです。ふと少し離れたところでキャンプしている二人組。夕方洗い場に行った時に少し挨拶をしましたが、今は工事現場で暖を取るような感じで立ち話しながら焚き火をしてる。ちょっとお願いしてみよかな~、と少し酔った勢いでつかつかと近づいて、薪3本いただきました(笑)ありがとうございました。あ、そういえば、琵琶湖でカセットガスお世話になった方もいますね(笑)その節はm(__)m
 
 薪は結構太いのが1本と中程度が2本。ここは琵琶湖と違って芝生の掃除が行き届いているので、火付けになる松の枯れ枝とか松ぼっくりとかが全く落ちてないので、着火剤を何度も使って四苦八苦、結構長い間遊べました(笑)
 
 キャンプの夜は更けて、昼のTシャツから今はキルティングの長袖。焚き火もやっと安定した炎になり、いまは静かに終わる夏の余韻に浸るとき。相変わらず遠くから繰り返される波の音をBGMに最後の一杯にしましょうか。さて明日は…