野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

外国製ガス器具の適正ガス圧

 
東京で雪が降り始める前日の夜、LPガスが1本空いたので翌日幕張からの帰りに充填してもらった。そのガス会社はP泊地からは車で15分ほどで、断られたりすこともあるので事前に電話で予約確認をしておいた。ただ充填時に検査が必要だということ聞いていた。
 
閉店30分前に到着すると、キャンピングカーに配管されたガス管にガス圧を測る器具を取り付け10分くらいのログデータを記録していたが、それについては特に問題なさそうだった。
 
 
 
 
次にボンベのレギュレーターからのガス圧を測ると、えーと驚いた様子でガス圧が強すぎるらしい。メーターの目盛のグリーンの範囲(2.3~3.3kPa)が適正だと教えてくれた。ネットで調べてもガス器具の適性圧力は国によって違うようだが日本は2.8kPa(グリーンのちょうど真ん中)とある。同じくイギリスの適正は3.63kPa、ドイツは3.6kPa)
 
そもそも、なぜレギュレーター(調整器)が必要かといえば、ボンベに液化されたLPガスは気温によって気化率が大きく変わるので、ガス圧を一定にするため。最近のレギュレーターはガス圧が固定式だが、うちのような可変式は今は出回っていないと聞いていた。以前、レギュレーターが全開になっていたため異常燃焼になり、ガスコンロの熱で換気扇の一部が変形したり、FFヒーターの下が火事になりかけたことがあった。その修理の時に、輸入キャンピングカーを扱うKRVさんから適正なガス圧の目盛をレギュレーターに赤のマジックで書いておいた。今日の検査によるとそれでもまだガス圧が少し高いと言うので、検査官の指示で正しい目盛を黒のマジックで書いておいた。
しかし、ガス器具の適正ガス圧は国によって違うらしいから、うちのイギリス野営車の場合はイギリスの基準に合わせておいた方がいいのかもしれないが、今日はこの指示に従った。
 
ちなみに野営車のLPガス器具は、FFヒーターとボイラーはCARVER、3ウェイ冷蔵庫はElectrolux、ガスコンロはSpinflo(Thetford)
 
 
 
そしてその夜から雪が降り始めた翌日は一日中降り積もり45年ぶりの大雪となったその夜。FFヒーターが深夜に消えていた。夜中に目が覚めて何度か点火してみたが点かない。もう空になるはずもないと思い、もしやガス圧ではと思い、下げておいたガス圧を少し上げてみると点火した。しばらく様子を見たがゴーとかなり強く燃えている音がしていたので、安全のためにガス圧を下げてみたが消えずにそのまま燃焼を続けていたが、しばらくしてまた消えたので再び上げる。やはり日本の器具の基準にガス圧を下げると、英国車のガス器具にとっては低いのかもしれないので、こんどKRVさんに聞いてみよう。
 
因みに、その東京のガス屋さん。いろいろ親切に教えていただいたが、5キロの充填価格については3.5K円(検査は1K円)と残念ながら高額でした。