先月から続いた卒業祝いの宴も今日が多分最後かな？大阪唯一のミシュラン三ツ星に輝いたフレンチの店と同じビルにオフィスのある会社（笑）の方と自分の会社の先輩と三人で、今夜はそのお店からほど近い肥後橋にある一ツ星の「このは」での酒席。
若い夫婦の暖かい雰囲気のさりげない店。柿を使った八寸から始まって、松茸とスッポンの土瓶蒸しと続き、旬の野菜や魚の料理がいろいろあって最後に季節のご飯。酒もほどほどに飲んで終わってみると、最近ありがちな苦しくなるような量ではなかった。しかし、先輩のパワフルな会話に盛り上がって、どうしても会話＞料理になりがちなのは致し方ないし、どの料理も卒なくそれなりの満足感はあるものの、ミシュラン一ツ星という眼鏡で見ると、例えば銀座にある「古拙」の方が自分としては上のように思う。最後の満足感が何か違う。何かスペシャルなもの、飛び抜けた上質感というよりは、比較的日常的なさりげなさ、一言で言えばあまり頑張りすぎてないことが居心地が良いとも言えるし、何か物足りないとも言える。
同じく、なぜか今回のミシュラン京都 大阪版には近所の豊中とか箕面とかの店も入っているけど、ちょっと疑問を感じなくもない。結局、自分がお店に求めるインパクトよりも平均的な良さというのがミシュランのお眼鏡に適うのかもしれないし、また逆に、自分たちにとって身近に感じる店というのは、外から見たらある意味で大阪らしさがあっていいのかもしれない。でも、確実に言えるのは決してB級は入らないということ（笑）
