野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

丹後半島で短い夏の海キャンプ


キャンプに着いた日の夕方は西日がきつかったので、キッチンはいつものサイドオーニングの下ではなく、車の後部に退避。今日はBBQではなく、かみさんの簡単手料理。次の日は生憎の曇り空でした。

 

夏の海キャンプは水のきれいな日本海と、我が家では定番。京都府丹後半島のキャンプ場はほとんどが夏限定+予約不可+電源サイトなし、全般的に超ゆるいモード。特に網野の「八丁浜キャンプ場」はどのガイドにもない穴場。キャンプを始めた二十年近く前に行くきっかけはサーファーからの情報。今もなぜかネットやガイドブックにも載ってない。設備はかなりお粗末、管理人は朝10時くらいから夕方早い時間にはいなくなるし、売店などはない。サイトの区画はないので、いい場所は早い者勝ち。また、海側には舗装されてないかなり広い駐車場があり、トイレや水シャワーもあるが夜は解放されているので車中泊も可能。


ここがいいのは道路を挟んですぐ白い砂浜の海岸があり、しかもかなり長い遠浅。その遠浅の起伏の構造がサーファーには都合のいい波を作るようだ。遠浅の白砂のために海は珊瑚礁があるようなエメラルドブルー。今日は生憎の天気でどんよりとグレーだったが、天気のいい日には特に午前中、太陽は陸側から海を照らす、つまり順光(専門用語で逆光の逆)なので南国のようなその明るい青さに感動する筈です。ただ、今回もし海に入っていれば、先日の兵庫の豪雨の影響で少し濁っていたと思われる。

 


この海岸から車で数分、歩いて15分くらいのところに地元のスーパーの「にしがき」があり、今回初めて郷土料理の「ばら寿司」を夕食に買ってみた。写真はそのばら寿司で有名な「とり松」のお土産だけど、スーパーのは同じくらいの値段でこの四倍くらいの量だった。鯖のおぼろが入っているのが特徴だけれど、その量に差があるくらいで、スーパーの方にはさらに海老とかイカなども入っていて、結構なボリュームだった。BBQのサイドメニューには超おすすめ。

 


日本海沿いに多くの温泉が点在していて、すぐ近くにも朝茂川温泉というのがあるけれど、車で15分くらいのところに夕日ケ浦温泉郷があって、そこに最近できたらしい日帰り温泉花ゆうみ」へ行ってみた。この温泉郷は夕日ケ浦海水浴場に隣接し何軒もの温泉宿があり、さらに浜詰など8キロに及ぶ白浜が続いている。花ゆうみは滝のある広い芝生の庭園に露天風呂や寝湯などがあり施設としてはかなりのものです。湯は無色透明の単純泉でPH8.4の弱アルカリ。湧出は545L/分。でも、九州と草津の後ではもの足りませんでしたが。

 

帰りの高速は普通なら舞鶴道~中国道のコースながら、帰省ラッシュを避けるために、宮津経由で京都縦貫道を利用、丹波わちIC終点から一般道。さらに丹波ICから再び京都縦貫で亀岡ICから国道423号を通り、箕面有料道路の5.6キロの長いトンネルを抜けると、山里の国道から突然カルフールのあるのショッピングモール横にワープして大阪千里に着いたのでした。