多分、このブログを読んでいる方で
アル・ジャーディンを知っている方は、ほんどいないと思います。
一人先輩でひょっとして知ってる人いますけど(笑)
コアなBB5*(ビーチボーイズ)ファンなら知っている、メンバーの中でも
一番地味なアル・ジャーディンがビルボード大阪で今日ライブしました。
今まで、ビーチボーイズといえば、殆どの曲の作曲家であり、リーダーでもある、
ウイルソン3兄弟の長男、天才ブライアン・ウィルソンで、彼の
あのペット・サウンズ・ツアーに感激し、スマイル・ツアーに驚いたものです。
でも、今だからわかったアル・ジャーディンの存在。彼らの中で歌がうまいのは
カール・ウィルソンということでしたが、このアル・ジャーディンのうまさを認識したのは
最近発売されたソロアルバムの存在が大きいです。
ライブの前に少し腹ごしらえ。近くにあった、有名たこ焼き店「会津屋」です。
ここのたこ焼きはソースなしです。中に微妙な味が注入されています。
ビールとのセット。ビーチボーイズにたこ焼き、いいですね~!
ビルボードライブにひとりで行くときは、バーに近いカジュアル席がいいです。
パンの上にハムとチーズをのせた料理とバーボンソーダを注文。
開演を待つ間、隣に若いビーチボーイズファンがいたので、
いろいろとビーチボーイズに関する蘊蓄オヤジになってました(笑)
多くのファンにとって、天才ブライアン・ウィルソンには一番思い入れが大きく、
その光と影の人生を思うときにどうしても感情移入してしまいます。
結果的にはブライアン・ウィルソンのライブとは完成度は劣りましたが、
アル・ジャーディンの人柄がよく反映されて、それはそれでよかったです。
決して自分のパート以外は歌わないという誠実な彼の姿勢に、改めて、
だから最新アルバムにブライアンが参加してるんだと思いました。
ポールとリンゴだけになったビートルズ、再び私たちの前に残ったメンバーたちが
再び同じステージに上がることのない、栄光の後に残った歪に翻弄された彼らの音楽に
団塊の世代の音楽ファンは特別な思いを抱くのです。
*BB5:60年代当時のビーチボーイズファン間での彼らの表記