野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">たまに昼飲みがいい</span>



 HULUでテレ東の『孤独のグルメ』にハマっていた頃が懐かしい(笑)松重さん、もうやらないんですか?最近やけに食べ物のCMに出てますが、あの頃の食べっぷりは健在ですね(笑)

 ところで、少し前にふらっと立ち寄った本屋で大阪の居酒屋のムック本を買ってみました。吉田類さんも登場、「昼飲み」とか「せんべろ」とか魅力的な「業界用語」が並んでいて、ちょっと刺激されていました。そんなこともあって、ひと月ほど前のかみさんが留守の日、「孤独のグルメ昼飲み篇」に出かけました。昼飲みができるのは年金生活者の特権です。小雨が降っていたので最寄り駅まではバス、そんな時じゃないとバスなんて乗ることないですね(笑)

 大阪キタ界隈で昼飲みと言えば、京橋、天神橋筋、梅田とかになりますが、そう言えばこの前、豊中駅前で珍しくビルの中に偶然昼飲み店を見つけました。サブウェイとかKFCとか入ってる普通にきれいなビルの中に、そこだけはなんとなく薄暗くて数人のオヤジが一人で飲んでるような小さな昼飲み店を発見、その時はかみさんと二人で知らずに入って完全に場違いな感じでパスしました(笑)

 さて小雨の中、わざわざバスに乗って行ったのはムック本で見つけた近所のせんべろの店「明石八」。それは千里中央(通称せんちゅー)、それも地下の駅のホーム沿いの飲食街、有名なジャンボカレーの隣にありました。今まで完全にノーマークでしたが、店頭の「串かつ」の看板に気分は盛り上がります。











 さて、『孤独のグルメ』になぜこんなにハマったのでしょうか?!その答えとして、孤独=寂しい、ではなく、孤独=自由、ということに気が付きました。番組の最初、井之頭五郎は営業の出先で無理難題の仕事に困窮し、仕事から終わった後は決まって急に腹がへるという設定です。仕事から開放され自由になった五郎さんが自分の時間を取り戻す瞬間です。自分の気分に一番近い店を選択できる自由、店の品書きから宝探しをするように想像しながら選択できる自由。そして、普通なら品書きに目移りしても常識的な量とか健康のこととか考えて適度にセーブして選択するところを、後先考えず思いっきり注文する。その食する行為は誰にも邪魔されない自由な行為と言い切る痛快さがあります。そこには現代人に許された食べるという行為の裏にある自由が絶妙に計算されていたのです。う~っ、糖質制限が何だ!ですよね(笑)

 話がちょっと逸れましたが、いまは「明石八」の店の前です。ところでそのせんべろという業界用語、最近知ったのですが、千円でべろべろになる安い居酒屋ということ、みなさんご存知でしたか(笑)とにかく店内は近くのビジネスマンでいっぱいでした。ぎゅうぎゅうのカウンターに座ると、ちょっとオヤジの昼飲みの雰囲気じゃなく場違いな感じ。そして店員がやってくると、「ランチ以外は時間かかりますけど」と言われたものの、とりあえず強気でハイボール注文。でメニューを見ていたら、やがて店主らしきおばちゃんがやってきて、「すみません、定食以外はできないんですけど」と冷たく宣告。あれぇ~、折角バスに乗ってきたのにと思ってもすでに遅しハイボール飲んでるし、仕方なくチキンカツ定食を注文。さっさと飲んで普通にランチして帰りました。昼時はランチだけなら、店頭に串カツとかの誘惑的な看板出さないで欲しいと思いませんか?
 というわけで、とんだ失敗の顛末でした。このリベンジはいつか!と思いながらひと月経ってしまいましたね(笑)







▲メニューだけ写真撮りました





明石八
大阪府豊中市新千里東町1丁目3 千中パルB1