野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">玉村さんのステーキ・フリット</span>



 ステーキフリットに最初に出会った本をしつこく探してみました(笑)1997年、フランスに行く前に買った四冊の本の中に、玉村豊男さんの書いた小さなパリのガイドブック『とっておきのパリ左岸ガイド』の中の一頁に「軽い食事をしたいときには」というタイトル、そこにステーキ・フリット(この本ではステック・フリット)を見つけました。この記事を読んだ時に、これは是非行ってみたいと思ったわけです。その記事の一部を紹介します。


STEAK FRITES(ステック・フリット
 ステック・フリットとは、すなわち牛肉のステーキ(ビフテックbifteck)にポンム・フリット pommes frites(揚げジャガイモ)を盛り合わせた一皿のことだ。フランス人が毎日のように食べる”国民食”といってよいものである。
 フランス人向けの海外旅行ガイドを読んでいると(たとえば日本の項で)、「異国的な料理ばかりで胃袋が疲れた時には、X X へ行ってステック・フリットを食べるとよい」と、フランスのそれに近いものを食べさせる店の名が挙げてあったりする。日本人が海外で梅干しとお粥に救いを求めるのと同じように、彼らは焼きっ放しの肉と揚げイモに活路を見出すのだ。(中略)相変わらずステック・フリットは”フランス人の好む料理ベストテン”のトップを譲らない。
 パリで滞在中、一度くらいは、カフェのランチタイムにステック・フリットを食べてみよう。きっと隣でOLとかサラリーマンが、あなたと同じものを食べているはずだ。(玉村豊男+大村真理子著『とっておきのパリ左岸ガイド』中央公論社1997年)


 その本には3軒のお店を紹介していたので、その中の1軒に行ってみましたが、肝心の料理のことについてはなぜか印象に残っていません。それから12年も経って日本でステーキ・フリットの店を突然探し始めたのも謎なのですが、きっと仕事が忙しすぎたせいです。(笑)


 そしてオー・バカナルで再びステーキ・フリットに再会するわけですが、パリのようにサラリーマンが毎日通える国民食の価格じゃない。最近「いきなりステーキ」という店もありますが、大阪には昔から駅前ビルの地下に999円ステーキの「トライ」があります。駅前第1ビルの小さな店はいまは第2ビルと堂島にもあるそうですが、安くてたっぷりの肉!という庶民の店で根強い人気です。ステーキの他に、たたきというのがあって軽く焼いてカットした肉の上に、山盛りのネギとポン酢がかかっていてビールにバツグンに合います。あ、ステーキ・フリットから脱線しましたね(笑)


 ところで、いまのパリジャンのランチ事情はどうなんでしょうか?ステック・フリットよりもラーメンとかベントーがクールとか言ってるのでしょうか(笑)







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