天王寺公園の美術館を出て、動物園の上をショートカットする歩道橋を歩いて行くと、通天閣は目の前。そう、もうそこは新世界。こてこての大阪！あ、そいういえばこの前、古本屋で見つけた東京と大阪の比較本に、「こてこての浪速っ子に対して、ちゃきちゃきの江戸っ子」というへえ～な話がありました。大阪の「こてこて」は、音感の通り「こってり」からだそうで、お好み焼きのこてとは関係ないみたいです（笑）とすると、「ちゃきちゃき」ってなにかというと…意外や「嫡子」の「嫡」かららしい！へえ～ですね。確かに正統の跡取りだから、本物の、生粋の…ということ。江戸なかんじです（笑）
さて新世界といえば串カツ激戦区。大阪人にとっての串カツというのは、会社帰りに地下街や駅前の立ち飲みでちょっと一杯というイメージ。早くて安い串カツは大阪人にはぴったりだけど、わざわざ遠くから食べに行くようなものでは全くなかった。ところが、もう二十年位前でしょうか、新世界ジャンジャン横丁の八重勝で衝撃を受けました。このうまさはなんだ！揚げ物なのにいつまででも食べ続けられる！二度漬け禁止の真の串カツに目覚めた瞬間でした（笑）やはり八重勝は一番だと思うのですが、新世界に観光客が増え二度目に行こうとした時には２時間待ちくらいの行列だったので、それ以来ずっと幻の味になっちゃいました。
いま新世界は相変わらず「だるま」人気、何店もあるどの店も観光客で行列ができてます。でも行列を避けて他の店を探そうとすると、どの店も派手な看板が主張しすぎてマヒして迷っちゃいます（笑）店の一番の違いはソースですが、シビアに気にしなければどこに入ってもそんなに変わらない。とにかくメニュの多そうな店を見つけて、昼からハイボールと焼酎で出来上がってました（つづく）
▲他にもいろいろ（写真略）
▲二度漬けしたいときはキャベツをスプーンにするのがお作法
▲ごちそうさまでした
