野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">天王寺公園と美術館</span>



先日、洋画が趣味の元上司が出品された公募展の案内ハガキをいただいたので行ってきました。開催は天王寺の美術館。天王寺と言えば、新世界~串カツ~世界の温泉フェスティバルゲートとすぐにリンクします(笑)そんなわけで、こてこての大阪ミッドサウスをぶらり。当然昼から酒なので電車です(笑)








天王寺駅を降りると、唐突にそびえるあべのハルカスを横目に、
天王寺公園から大阪市美術館へ。公園は工事中で一部閉鎖されていました。さて、この公園界隈、100年以上前に博覧会の後に公園になったこととか動物園があること、かつて栄えた歓楽街が近くにあったことを考えると上野公園とも似ていますが、かなり規模も格も違う!なんせ方や宮内庁払い下げの恩賜公園ですからね(笑)また大阪市美術館は、関西の美術館としては京都や神戸の方に大型の展覧会が多く、4年前の歌川国芳展以来です。


公園内にある慶沢園(工事中)と美術館とはかつて住友家の豪華な本邸であり、昭和の初めに大阪市に寄贈されたそうです。美術館の吹き抜けのエントランスの立派なシャンデリアとステンドグラス、正面の石の階段。いまは老朽化してますが、当時の綺羅びやかさを想像すると、どんな邸宅の景色だったんでしょうね。







さて、目的の公募展は地下展示場でありましたが、ちょうど上の階のメインの展示場では偶然、日展を開催中だったのでそちらにも行ってみました。日展と言えば、例の不正審査事件があってどうなったのかと思ってたら、会場の看板をよく見ると「日展」の大きい文字の前に小さく「第1回 改組 新」となってました。なるほど襟を正して第1回として再スタートなんですね。しかしその横にはさらに小さく「since 1907」、百年以上経てリセットとなったわけです。でも、改めてそのときの報道を調べてみると、問題は書だけだったんですね。今回の展覧会では、洋画、日本画、彫刻、工芸は観ましたが、書に関しては力尽きてスルーしちゃいました(笑)でもあの発覚事件は、真面目に取り組んでいた人にとってはえらい迷惑ですよね、ホントに。

で、一通り見終わってみると元上司には申し訳ないですが、地下の展覧会を見た後ではさすがにその差は・・・(つづく)