野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">映画『おみおくりの作法』</span>



久しぶりの感動でした。予想もしなかった最後のシーン、じわじわとこみ上げてくる感動に声が出そうになるのを抑えるのが大変でした(笑)昔から涙腺は弱い方ですが、声を抑えると次にくるのが肩です(笑)ありがとう…誰もがその優しさに包まれていました。

東京では1ヶ月くらい前に公開された映画『おみおくりの作法』がやっと地方でも公開が始まったので早速行ってきました。イギリスとイタリアの共同制作で、いろいろな賞を受賞して紹介もされてるのでご存じの方も多いかと思います。

最近、歳と共に亡くなった方を弔うことの意味とか大切さが自分の中で大きくなっていることを感じますが、そんなことにピンとくる人には是非とも観ていただきたい映画です。観たいと思っている方のために多くは語りませんが、主演のエディ・マーサンが実にいい演技というか味を醸し出していました。

大阪では梅田と心斎橋の2館だけでしたから、梅田スカイビルにあるシネリーブルに行きました。このビル、数年前にイギリスの新聞で「世界を代表する20の建造物」に選ばれて以来、外国人観光客が多く、前にもそのことで空中庭園を記事にしました(こちらです)。映画が昼からだったので地下にあるレトロなレストラン街の「串の坊」でランチしてから行きました。

家に帰り映画のことを思い出し余韻に浸っている時にふと思い出したのは、スクリーンに映し出された原題『Still Life』。邦題はわかりやすいですが、この原題ってなんだろう・・・普通に訳すと『静物画』です。サイトのパゾリーニ監督のメッセージを読むと、小津安二郎の映像美に感化されたようで静かな画面から醸しだされる力強いメッセージを目指したようですが、そんなことをこの原題に託したのでしょうか、それともなにか別の意味があるのでしょうか・・・


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