野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">秋の丹波但馬へ_2_竹田城跡</span>



▶キャラバン2日目はいよいよ天空の城跡へ。しかし、前日夜からの雨。しかも天気予報では朝の気温は前日よりも高め。雲海発生には良くない条件です。いい条件としては、直前の雨で湿気があり、当日朝は晴れて急に冷えた時。年間では11~12月が最も可能性が高いそうですが、12月は積雪の可能性があり山城は危険。

5時に起床。外に出てみるとそんなに冷えた感じはなく、どうかなと思いつつ、とにかく雲海バスが発着するイオン和田山店駐車場に移動。道の駅からはほんの10分もかからないくらいでした

竹田城跡は急激な人気で足場が悪くなり危険になったので昨年改修工事があり、また最終の駐車場への道路も狭いため、上高地などと同じで和田山からバスでの入山となりました。しかも、その早朝の雲海バス(早朝4:20~6:00まで20分おき)は最終の第2駐車場へは行かず、中間地点の山城の郷までしか行かないために、その後坂道を45分くらい歩いて行くしかアクセスはありません。

イオンに着くと辺りはまだ真っ暗。でも結構車が集まってきて係員がバスへ誘導しています。5:20発のバスに乗り10分ほどで山城の郷に降ろされました。懐中電灯を持って車道を歩き始めます。








▶辺りが少し明るくなった頃、樹々の間から覗く遠くの山を見ると、そこには低い雲がかかっているのがはっきり見えました。お、これは期待できそう!と坂道のしんどさも気にならなくなってきました。

やっと20~30分で、最終バス停に到着。しかし、ここからさらに坂道は急になっていきました。また霧が少しずつ濃くなって悪い予感もしましたが、そのうち晴れてくると思いつつ頑張ってやっと城跡の案内所にたどり着きました。

かなりきつい石段を上り城跡内に入ると足場は修復されていましたが、霧は晴れる気配はなく外界はまったく見えない。着いたのは6:15くらい、日の出直前。残念ながら天空の佇まいに出会うことはできませんでした。

もうひとつ残念だったのは、日本のマチュピチュと紹介される写真の風景~最も高い本丸の天守台から南千畳を望むためのベストポジション、天守台へ行きたかったのですが、足場の工事がまだ終わっていないせいなのか立入禁止。残念!史跡保護と観光振興の両立は難しいんですね*。






▲南千畳




天守




▶下山して野営車内で朝食、車を停めてあるイオンで、今夜のキャンプ場でのダッチオーブン料理の食材を買ってから移動。運転しながら周辺の山々を見るとあちこちに雲がかかっているのを見て、もうひとつの雲海の城跡を見るポイント地点、立雲峡から望む遠景の竹田城跡というプランの実行も考えましたが、マップで見ると坂道がきつそうだったの諦めました。また諸条件が整えばまたリベンジしたいです。

ところでキャンプ場への道中、ランチはどうしよう…(つづく)



▲車内で朝食



市の観光課に問い合わせると、天守台の保全工事が完了して入場が可能になる時期は未定とのこと。