野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">八ヶ岳の旅、最終日</span>


4日目の旅の朝を迎えました。古い清泉寮本館2階の部屋からは、正面に富士山がきれいに見えました。早朝、高原のデッキに出て珍しくデジイチで撮影していると遠くにキジの姿を捉えることができました。

それに昨日からカッコウの声がずっと高原に響いている。何となく長閑で間が抜けて滑稽にも聞こえるのだけれど、本来は物寂しさの比喩として使われ「閑古鳥が泣く」の閑古鳥はカッコウのこと。昔の人は、寂れた比喩に使ったかもしれないが、今は逆に大切な自然を保全している豊かさとしての価値を感じる。

それはアメリカ人宣教師ポール・ラッシュ氏の布教活動の一環としてのキャンプ地として開拓され、今でもその意志はキープ協会の活動として清泉寮を中心に地元と一体になって運営され、多くの自然愛好家や山歩きの人たちに愛されているようです。

そんな宿泊施設としての清泉寮は、最近のホテルにはありがちな、華美なサービス過剰ではなく、無駄なサービスを排除して、その代わりに細かいところに心配りしている。そんな合理的サービスにいたく感心するが、同時に、暖炉付きのメゾネットやコテッジもあるらしい。
レストランではケチャップ、ドレッシング、ジャム、ヨーグルト、ソーセージなど多くが手作り、また天体望遠鏡を始め自然観察の様々な器具やメニュを揃え、エコや自然保護の意識が高いなど、その名の通り異色でロハスな宿泊施設と言えるし、何よりもその豊かな自然環境は最大の魅力。ちょっとリピーターになりそうです(笑)

チェックアウトの後はもちろん有名なソフトクリームを味見、ちょっと遠回りしてほったらかし温泉に立ち寄り新東名から一気に帰路につきました。