<span itemprop="headline">昭和な炉ばたワコー（本町）</span>

グルメの先輩は入社以来の長いお付き合い。健啖家でもありA級もB級もオールマイティで今まで教えていただいた店も多い。今日は大阪の本町にあるディープな店にご一緒させてもらった。この界隈、船場は古くからの繊維問屋街だが、いまはビルの建ち並ぶオフィス街。そのビルの谷間に築80年のその小さな建物はあった。暗くて細い路地に入ると、築地場外市場のような昭和レトロの世界。シャッターが閉まって廃墟となった繊維関係の店が並んでいる路地の先に、ぽつんと赤提灯が見えた。期待と不安…

「炉ばたワコー」は炉端を囲む十人くらいのカウンター席の屋台のような店。寒さを凌ぐためにビニールカーテンで仕切られている。通りの反対側にはテーブル席もあるが、おススメは屋台カウンター席で、早い時間を予約して、早めに来ると座れる。今日は一番乗り。

食に対して熱い先輩の手帳には注文すべき品目が予め書いてあり、それに沿っていろいろ注文していく。写真はすき焼きの玉子巻、ねぎいなり。焼いてるのを見ながら、ちょっと気になるものがあったら先輩はどんどん注文していく。穴子の白焼きは新鮮で大振りで食べ応えがあったし、本日はいいインドマグロが入っていると、ちょっと小太りの大将のおススメで鉄火巻に乗る。チーズを使ったものや肉系のものなど目の前で焼いていくのを見ながらお酒を飲む炉端スタイルというのはなかなか楽しい。ここが大阪のオフィス街のど真ん中にあることを忘れさせてくれる。たらふくいただいて、飲んで、しかもCPはいい。接待には向かないかもしれないけど、こんな店好きです。

炉ばたワコー
06-6252-2757
大阪市中央区南本町3-4-9本町センター街内

18：00～23：00
日祝定休