渋谷の百貨店で開催中の大学の友人たちの展覧会の最終日、撤収の後、神泉駅に近い住宅街にある中華料理店「文琳」に行った。今日はコースでなくアラカルトにしたが、四川料理のエッセンスを生かしながら上品な薄味の料理とインパクトのあるシンプルな料理とが絶妙なバランスだった。秋刀魚の香味ソースのマリネやモヤシの湯葉春巻きや海鮮サラダはデリケートな薄味。看板メニューの黒酢の酢豚は豚肉だけのがつんとした一品。風味豊かな自家製ラー油を効果的に使った冷やし担々麺（写真）、ぐらぐら煮立った土鍋の麻婆豆腐、それに定番ホット＆サワーの酸辣湯。そして、汲み上げ豆腐のような杏仁豆腐。河田シェフの料理には素材を生かす和のテイストを感じた。食い意地では負けない友人によると、さらに近くに魚の美味しい店もあるらしい…そういえば、以前時々この近辺で行っていた寿司屋は「秋月」。
