梅雨明けのような爽やかな日曜日、海釣りと温泉の町、和歌山の加太に行ってきた。加太港に面した「大阪屋ひいなの湯」(写真)はとてもいい湯だった。毎分111リットルだからまずまずの湯量。小さなこの町には３軒のホテル型施設があり、「吾妻屋シーサイドホテル」は白浜の千畳敷を小さくしたような岩場の海岸の前にあり、やはり露天風呂もあるようだった。
そのふたつのホテルの間にある淡嶋神社は雛流しで有名なユニークな神社。神社の至る所に役目を終えた様々な人形の群像があり、一種異様な世界だった。雛人形群だけでなく、博多人形、十二支置物、招き猫、翁人形、狸の置物等々、社殿の周りに種類別に処狭しと並べられている様子は圧巻だった。
和歌山から加太に向かう車で、信号待ちの交差点に和歌山ラーメンとして全国区になった「出井商店」が見えた。（かつてTVチャンピオンでラーメン全国１位に輝いた店）いまだに長蛇の列だった。運転しながら、さすがにラーメン店の多い町だと思ったが、和歌山ではどこも「ラーメン」でなく「中華そば」だった。帰路は和歌山を通らず関空まで続く海沿いの道が気持ちよかった。
