広尾商店街のビルの階段を上がった落ち着いた和食のお店「楽」。接待してくれるその会社のオーナーは糖尿の数値が結構やばく、食事には気をつけているそうだし、こんなブログを書いてる自分も他人事ではないので都合がいい。
大きなカウンターにあるショーケースの中からめぼしい食材を選んで調理してもらう。奥の厨房でも料理をするけれど、大きなカウンターで囲まれた厨房の中に炭火があって好きな食材を焼いてくれる炉辺焼きの店だ。
前に行ったテレ朝通りの庖正で感じたようなゆったり感がこの店にも流れていると思ったけれど、やはりそれは時を重ねた空間が作り上げたものだろう。一枚一千万する檜の一枚板で三方を囲んだカウンターは店ができたバブルの頃には緊張感と煌びやかさを放っていたかもしれないが、今はそれが解け、適度に弛緩した空気が流れている居心地の良さがあった。
その隣の部屋はバーになっているらしく、食事のあと移動せずにゆっくり飲めるようになっているタイプの店でした。