カメラマン氏以下全員大満足。甕入りの泡盛はかなり進みました。
前に来たきっかけとなったのは、この店を十点満点にしてたさとなおのヒットグルメサイト。沖縄料理の真髄を発見させてくれたお店でした。沖縄庶民のチャンプルだとかスパムだとかじゃなく、琉球宮廷料理を現在に再現したことがかなり現代的ていうか、オキナワンキュイジーンとして確立したんだと思います。超高級沖縄料理の「赤坂潭亭」もこの店がなかったら生まれなかったかもしれない。
泡盛はタイ米から作られることを考えると、その原点が東南アジアにあるという事実は料理にも言えることなんだと改めて感じる。料理の説明の中に「西から伝わった食材」があったり、「チャンプルー」がインドネシア語だということ。アジアの味に和の基本である上質な鰹出汁や削り節などが加わることで洗練された琉球料理になっているのです。
ここ那覇で店を構えて十一年、オリジンの先代が別の場所で始めたのは二十数年前だそうです。個室が二部屋と小さなカウンターだけのこの規模がこの味を守っているんだって思いました。
最後に出てきたデザート（写真）は爽やかな生姜の効いた黒蜜、そして煎れたてのさんぴん茶（ジャスミン茶）で余韻に浸りました。おいしいものを食べて話も弾んだ幸せな那覇の夜、初日からこんなに盛り上がっていいの？あ、仕事仕事。
★★★★★ 営業日：月、火、木、金、土 (098)868-3456
