野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">間人の謎</span>



 関西人以外で「間人」という丹後半島の地名が読めたとしたら、多分蟹好きです(笑)松葉ガニ(タラバガニ)の最高級ブランドとして「間人(たいざ)蟹」は、東京の割烹などでも珍重されます。
 丹後半島の海沿いの国道178号が山側のトンネルに入るところから、立岩や道の駅てんきてんきに至る、国道から離れた海沿いの小さな集落が間人、そこにある漁港に間人蟹が水揚げされます。この漁港では限られた数の小型底引き網船が近海ものだけを水揚げすることや、冬の荒れた天候の時には漁ができないために「幻の蟹」とも言われるほどのブランドになっているのでしょう。何軒か間人蟹を出す宿(炭平寿海亭他)がありますが、一度行ってみたいものです。





▲間人広場




 ところが先日、道の駅丹後王国食のみやこに行った時、園内案内にフードコートなどが集まった広場の名前が「間人広場」と書いてありましたが、間人に「はしうど」というルビが入っていました。そういえば、立岩のところにある温泉旅館の名前が「はしうど荘」でしたが、それが間人とは!果たして、たいざ=はしうど、その意味は?。

 間人の文字からすると、どうやら「はしうど」が正しいようですが、それがなぜ「たいざ」になったんでしょうか?ちょっとググってみると、京丹後市観光協会のサイトに解説がありました。それは聖徳太子の母、間人皇后のことでした。(詳しくは京丹後市観光協会のページ





▲上の画像をクリックするとストリートビューが見れます


 ちょっと迂闊でした。そういえば、立岩の正面の砂浜に間人皇后と聖徳太子の母子像がストリートビューでも見れるようになっています。昔はこの海岸にはオートキャンプ場と海の見える温泉があって、それはそれでよかったのですが、歴史遺産的な観光スポットを目指してこのモニュメントを建造しキャンプ場を撤去したのかもしれないです。京丹後では、丹後半島全体をこの間人皇后など「京丹後七姫伝説」というテーマで観光の目玉に押し出しそうとしています。(詳しくは京丹後市観光協会のページ