野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">蔦屋書店 梅田</span>


 4月にオープンした大阪駅の商業施設ルクア・イーレの9階のフロアが、1ヶ月ほど遅れて蔦屋書店としてオープンしたのでランチを兼ねて行ってきました。
 TSUTAYAが蔦屋書店として代官山、湘南、函館に書店を中心にしたT-SITEというモールのような展開をしていますが、このような都心のターミナル駅の真上の1000坪のワンフロアに店を出すのは初めてです。
 居心地のいい空間には至る所にソファやカフェがあるのは他の店舗と同じですが、今までは場所柄どちらかというとOFF=スローライフ的なテイストが強かったのに対して、ここはON=ビジネス色が強くちょっとしたビジネスラウンジ(4thラウンジ)にはデスクやレンタル会議室がありノマドスタイルの本が並び、それに靴磨き専門店やクロークがあって朝の7時から開店しているのはターミナル駅ならでは。大きなガラスの窓の真下には駅のホームが見えます。書棚はまるで競技場のトラックのように一周でき、そのセンターにはガーデンラウンジとスタバ。周囲にアップルやオーディオのB&Oステーショナリーの店、カフェなど…広い売場で本を探したいときには、専任のコンシェルジュが親切に手伝ってくれます。また1日240万人が利用する大阪駅の集客力から様々なイベントも行われるようです。

 思えば書店と雑貨とスタバを組み合わせてゆっくりとコーヒーを飲みながら本を選べるこんなスタイルは、2003年に六本木ヒルズにできたTSUTAYA TOKYO ROPPONGIからかもしれないです。
 元々関西発祥のTSUTAYAのことを調べてみると、1982年に枚方にLOFTという喫茶店兼レンタルレコード店を始めたのが最初だそうです。その翌年に蔦屋書店を枚方に創業、その後のレンタルCDやビデオでTSUTAYAとして勢いづいたのはカルチャーコンビニエンスクラブ株式会社を1985年吹田市垂水町に設立してからだそうですが、そういえば1階が駐車場で、売り場が2階だったあのTSUTAYAは確かに江坂の外れの垂水町にありました。(いまも電車から見えます)

 創業者の増田氏は最初から喫茶店兼レンタルレコード店を始めたわけで、また80~90年代の頃にアメリカでは郊外の道路沿いにBOOK & CAFEが流行り、いまでは定着していると聞きますが、TSUTAYAがさらにそれを今風に日本的に創りあげたこの蔦屋書店は楽しい!一日居ても飽きないかも、コーヒーだけじゃなくお酒も飲めるし、今日も平日の昼間というのに結構な人です。同じ梅田の紀伊國屋書店のようにレジの行列はない代わりに、ゆっくりソファに座って本を選ぶという長期滞在型の店なんでしょうか。また寄ってみます(^^)

梅田 蔦屋書店 http://real.tsite.jp/umeda/