岡山に所用で一泊してきましたが、初日の用事が終わり、いつもの駐車場にとめた後、井の頭五郎の気分で新しい店を探訪してみました。さぁ、行くぞ！
今回のテーマはおでん。というのも、孤独のグルメ新浦安の静岡おでん篇をまだ引きずっていて（笑）、あの牛すじギトっの濃い味が岡山にもあるかもしれないという仮設を立ててみました。というのも少し離れた私の実家の町内に子供の頃あった居酒屋のおでんも、実家の近くの人気ラーメン店の冬メニューのおでんも、スーパーのお惣菜で売っているのも、そういうおでんだったからです。実家は離れていてもう今は車はとめられず、この駐車場周辺には食べログで探してもそんな店は見つからなかったですが、とりあえずある店に行ってきました。
食べログには５時開店とあったので早めに行くと、６時からと言われたので、周辺をぶらぶら散策して再訪問。最初の客だったので食べログのことを話すと、勝手に時間も書かれるし客が増えて常連客が迷惑してるような口ぶり。おや、なかなか個性的な店のようです。
店内を観察すると結構洋酒やこだわりの焼酎も並んでいる。正面にはずらりと備前焼の器。店はもう十年になるそうだけれど、お店の周辺のことを尋ねると、「逃げてきたんですよ」と店主。確かに飲み屋の多いエリアから大通りを挟んだここらは少し暗い通りにはぽつりぽつりと個性的な店が点在する。
岡山のおでん事情を知りたくて聞いてみると、うちはそんなの関係ないというモード、あらら。気を取り直して、オススメを聞いてみると、いや別にという感じ。あれ？歓迎されてない？食べログで初めて来たうるさそうなオヤジ客を警戒してるのでしょうか。それでもメニューから気になったものを注文する。
練り物はハセイ、厚揚げなどはおかべというこだわりの店の食材ということを強調する店主に、まずそのハセイのやさい天紅しょうがと牛すじ、続けて岡山名物黄ニラを注文。牛すじややさい天はどちらもギトギトではなく、まあ普通かな。黄ニラは別のちょっと醤油っぽい出汁でこれは美味い！いい風味(^^)
次は何しようと思って目が止まったのはとり貝。これ結構好きかも、おでんネタとしては新鮮！そう言えばこの前のケンミンショーで金沢のおでんネタを紹介していたけど、結構魚介類が多くて美味そうだった。あ、来月行くんだった（笑）
そうこうしてると若いカップルが来店。同じようにオススメは？と聞くと、じゃあおまかせで！と全く違う店主の反応におや？出てきたのを見ると一皿に山盛りのわりと普通ネタ。若者バージョンかな？
ハイボールも２杯めになった頃、常連さんの二人客来店。豆腐を注文。見るとカウンターに並んだ２つの壺のうち甘味噌の方をかけている。あー、なるほどね。
そして最後に大根を頼んでみました。これでこの店の実力がわかりそう。するとドーンと登場！タワーのようなカタチと、味の沁みた色の感じはなかなか良い。何をかけたらいいのか聞くと、もうひとつの壺の辛子だそうです。
タワーを崩しながら一口。あれ、この辛子の心地良い塩味なんだろ！聞いてみるとおでんの煮汁で溶いているそうだ。これいんじゃない！最後の大根美味しかったけど、強いて言えばほんの少し甘かった。
さて、そこそこ満足したものの、目的は達成していないので、このおでんの旅続きます（笑）
でも早い話が新浦安じゃなくても、静岡に行けばいいんですけどね（爆）
