野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">インデアンカレーが好き</span>


▶「大阪で嫌いな人はいない、しかも好きな人は中毒になっているカレー」と関西人に聞いてみてください。ほぼ間違いなく「インディアンカレー」と答える。とは言え、最近は新勢力もどんどん増えてきているので、若い人を中心に新たな選択肢も急増中です。そう言う意味では、インデアンカレーというのは「殿堂入り」とか「王道」とかの類の大阪が誇るカレーです。

しかし大阪人が東京に転勤や単身赴任になったりすると、たまに大阪に帰ったり出張に行ったりすると、インデアンカレーに行ってきたことが話題になり、カレーの写真がフェイスブックにアップされたりすると、確実にいいね!がどっと入ります。カレー激戦区の大阪でずっと溺愛されているこのインディアンカレーって一体何なんでしょう。


今日久しぶりに行ってきました。用事をすませて梅田でランチ、明太子のやまやに行ってみると長蛇の列。ふと思い出して向かったのは阪急三番街のインディアンカレー。全9店中この三番街店が一番うまいという強者もいる。

店は意外にもそれほど混んでなくて、入口で何にするかを申告して食券を買う。「玉子、ルー多め、キャベツ大!」ときっぱりと自信を持って注文(笑)1050円を払う。この選択しかないでしょう!

カウンターにすわって食券を渡すと、10秒ほどで普通サイズの5倍ほどのたっぷりのキャベツのピクルス、1分ほどするとルーたっぷり卵黄がひとつ投入された大皿がドーンと着皿!うーん、これこれ!ひっさしぶり。







最初の一口はいつも甘い。真ん中の卵黄を混ぜながら次の二口目に進む。ガツンとしっかりとした濃厚なルーに少し卵黄が混ざって何とも言えない味に完成される。真ん中のライスも崩しながら、ルーが最後まで万遍なくライスに絡まるように周囲に広がったルーを寄せていく。口の中がカレーの味で一杯になったら、キャベツのピクルスを一口、二口と投入。甘酸っぱさが口の中をリセットしてくれ、次のカレーがまた美味くなる。あー、何と素晴らしい組み合わせ!美味さが止まらない。そして口内はだんだん炎の辛さが蓄積されてくる。ここで少しの冷水を口内に注ぎクールダウン。そして、大皿の上で混ぜ合ったルーとライスに卵黄少しの黄金ブレンド、そしてピクルス。味の饗宴は繰り返されフィナーレへと向かう。そして、ごちそうさま。あれ?なんか『孤独のグルメ』に影響されてない?(笑)









さて、みんなが不思議がるこの味の秘密は何なんでしょう。とにかく寝かせることが重要だということは以前聞いたことがありますが、レシピ自体はそれほど特殊なものを入れているわけではないらしい。昭和22年に法善寺で創業、初めて食べたのは三番街店ができた70年万博の頃、2006年丸の内のTOKIAに東京店ができた時にはいつでも東京で食べられると関西出身者が喜んだ。強者の注文には他にも「目玉」という卵黄2個とか「ルウートリブル」という三倍というのもありらしい…とにかくケンミンショー的には大阪人はなぜかインデアンカレーが大好きなんですね(笑)



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