野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">上賀茂神社と賀茂川の桜</span>



京都に所用があり、その前に少し早めに行って上賀茂神社に行ってきた。今回は全国「一の宮シリーズ」の第1回目。桜に間に合うように急遽参拝。

大きな一の鳥居をくぐると境内の前に広がる芝生と桜。この広場の参道の左側の芝生では有名な賀茂競馬(かもくらべうま)が毎年5月5日に開催される。
鳥居の横には大きな「式年遷宮」の文字が見える。来年がこの神社の式年遷宮だそうだ。
もうひとつこの神社にとって最も有名な行事は葵祭。正しくは「賀茂祭」というように、毎年華やかな行列は、御所を朝10時半に出発して、下鴨神社から最終目的地の上賀茂神社へ5時間かけて巡航する。

この神社の正式名称は賀茂別雷神社(かも わけ いかづち じんじゃ)。賀茂御祖神社かも みおや じんじゃ・下鴨神社)と共にこの辺りを領地としていた賀茂氏氏神を祀る神社で、賀茂神社と総称される。祭神は賀茂別雷大神 (かも わけ いかづち の おおかみ)、「別雷」は若々しい力に満ちた雷の神(若雷)ということから、神徳は厄除けの他に電機産業の守護神として、また京都の鬼門の守り神として今も建築関係からは方位除祈願として信仰されている。(参考:http://www.kamigamojinja.jp/index.html平凡社・大人の地図帖「全国一の宮めぐり」、ウィキペディア

広い境内に数多く点在する社にはそれぞれの神徳が記してある。近くで突然大きな二拍手が聞こえたので、その社の方を見るとひとり祈願している人がいた。近くに行ってみると、その社には建築の祈願の神徳が書いてあった。かなり忙しい建築関係の人なのか、その姿はすぐに見えなくなったが、その拍手の音には力がこもっていた。

神社を出て、沈む前の太陽は雲から見え隠れして肌寒い。賀茂川に出るとぱっと視界が開けて桜の並木道がどこまでも続いていた。まだ所用までは少し時間があるので、気持ちのいい河川敷の遊歩道を南に下って歩くことにした。








神武天皇の時代に背後にそびえる神山(こうやま)に降臨した祭神が、この神社に鎮座したのは天武天皇六年。殿舎前にある一対の砂山「立砂」は、その神山を模したと言われていている。
平凡社「全国一の宮めぐり」)


▲広い敷地の木々の間に様々な社を配している


上賀茂神社の駐車場は広いがキャンカーが駐車できるかは未確認


グーグルのストリートビューで参拝できるが本殿手前まで


上賀茂神社の横を流れる賀茂川出町柳で高野川と出会い鴨川となる


半木の道(なからぎのみち)は北大路橋~北山大橋間の散歩道、夜はライトアップ