野営車でいこう(VWT4版)

旧野営車エクスプローラ 2009〜2016年の記録

<span itemprop="headline">民博散歩</span>




天気もよく気持ちのいい日曜日、運動不足解消のため、ハイキング気分で万博公園にある民博(国立民族学博物館)に久しぶりに行ってきた。現在開催中の特別展「渋沢敬三記念事業・屋根裏部屋の博物館」が目的。だるまのポスターが印象的だったこの展覧会、この渋沢敬三って誰?と、なんの知識もないままに行ってみた。


渋沢敬三日本銀行総裁、大蔵大臣だった人と聞いて、え?何?と、思ったが、実はこの民博の起源となったアチックミューゼアム(アチック=屋根裏部屋)を私邸に作った人。古来の玩具や民具への大きな興味から、研究所も兼ねた私設博物館を東京・三田の自宅の車庫の屋根裏に作った(1921)やがてそのコレクションを元に東京・保谷に初の民族博物館を創設した(1937)そして彼の死後、1977年、万博の興奮も冷めやらぬその跡地に、それらを引き継ぐカタチでこの国立民族学博物館は完成した。渋沢氏のこの民具に対しての熱い思いがなければ、この立派な民俗学博物館も生まれなかったかもしれない。また、大阪万博のテーマ館のために世界の民具を蒐集していた梅棹忠夫氏が初代館長として活躍していたことも記憶に新しい


見終わって特別展だけで帰るつもりだったけれど、常設展示のチケットも付いてたので、実に久しぶりに行ってみた。常設の方はもうかれこれ20年以上訪れていない。日曜だったので、面白そうなセミナーがあり、特にカミさんが興味を示したので参加。内容は「なぜ大阪の女性の話は面白いか」というテーマを話と笑いという視点で学術的に分析する、というような真面目で面白い話だった。そんなのを聞いたため、展示の方は駆け足で回って帰ることとなった。でも久しぶりに来て感心したのは、多くの展示品には民族楽器などもあり自分で音を鳴らして確かめられたり、自由に写真も撮れるし、触れるし、その体感できるような展示はいいと思った。それに開館当時からあるビデオテークも健在で、あのサンクアールの製作したと聞く驚異的ジオラマもまた見たいし、やはりここは丸一日かけてじっくりと楽しみたい。
















今日はたまたま太陽の塔のあるお祭り広場でフリーマーケットを開催してたせいか、民博に一番近い日本庭園前駐車場は満車で入れなかったので、年金族は平日だと駐車料も安く、駐車場も近いし、その特権を生かしたいです(笑)