大阪の「インデアンカレー」は、その独特の味で癖になってる関西人は昔から多いし、東京の丸の内に出店してからは東京でも同じような現象が起きつつあると聞く。しかし東京にも、自分にとって同じような現象を感じるカレーがある。それは、カレー激戦区神田神保町の「スマトラカレー」だ。あまり、その周辺に行く機会はないけれど、近くに行った時にはほぼ行ってると思う。あの独特の濃厚な黒いカレーは、今はなくなった大阪千日前にあったカレー屋さん「パキスタン」のカレーにちょっと似ているような気もする。スパイスがジャリジャリする感じ、色の濃い濃厚さが癖になる要因かもしれない。
たまたま、神保町の炭火焼の店で飲んでいて、注文したメインが遅く、狭い空間でさすがに暑くなってきたし、そこそこ飲んだので、メインを諦め、その店を出てカレーで締めることにした。「共栄堂」のスマトラカレーはその界隈では超有名。今日は一番シンプルなポークカレーにしたが、やさしいスープ付きで酒の締めにはぴったり。あらためてその濃厚さを堪能した。大阪のインデアンカレーは辛いけれど甘めでフルーティな味付けに対して、スマトラカレーはそれほど辛くはないけれど甘みの少ない独特の濃厚さがいい。
