妻とランチの後、紅葉を見ながら食後の散歩ということになり、そのまま車を千里中央公園まで走らせた。
ここに来るのは久しぶり、四年前に亡くなったビアデッド・コリーのアンディが元気な頃、よくこの公園に散歩に来た。
ここはターミナルから近い公園だけれど、広大な敷地の中で、いろんな表情を見せる。深い森、明るい芝生の丘、遠くに太陽の塔を望む桜の丘、散歩道に囲まれた池、飯盒炊さん場、バーベキュー広場…。奥まったところに無料駐車場があり、大阪を一望に見渡せる展望台に上がれる。そこから続く傾斜地には、懐かしい子供向けのアスレチック遊具施設、それらの遊具を繋ぐように1本の長いローラー式滑り台があった。子供連れの親子が滑っていたので、ちょっと童心に帰って、妻と三分の一くらいのところまで滑ってみた。
傾斜地の林間コースを下り歩いて行くと、公園は次々に違った表情を見せる。メタセコイアなどが色づく深い森を抜け、明るい芝生の丘に行くと、桜の木々が珍しく見事なまでに真っ赤に紅葉していた。この丘でよくアンディを散歩させたのは十年くらい前。夕方少し薄暗くなって人がいなくなった時、たまにリードを外して自由に走らせると嬉しそうに走り回っていたものだ… 秋も深まり色づく公園の紅葉散歩は、ちょっとしみじみと懐かしい気分にさせてくれました。
