<span itemprop="headline">瓢亭のかしくそば</span>

　遅めのランチにお初天神の「瓢亭」に行った。久しぶりの訪問。もう何十年も通ってるが初めて「かしくそば」をいただく。

　「かしく」は江戸時代、北新地の遊女の名前。悲しい物語があるそうだ。今月の18日は命日で、毎年近くにある法清寺でかしく祭が盛大にあるらしい。50年前、その寺からの引き合いで先代が供養に奉納そばとしてふるったのが始まりだそうだ。へえー、そんな歴史あるメニューだったんだ。

　そういえば、瓢亭には歴史三大メニューがある。夕霧・かしく・お初の三品。夕霧は柚子切り、お初は梅酢。そしてこのかしくは油揚げと湯葉のあっさりとした味わい。一番上のトッピングはとろろ昆布。相変わらず、注文したらすぐにティッシュを持ってきてくれた。熱いそばをすすると鼻水が出てくる年寄りへの関西的母心サービス？（笑）

瓢亭 （そば / 東梅田、北新地、梅田）
★★★★☆ 4.0

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