<span itemprop="headline">銀座久兵衛とか…</span>

先週の上京では、ほとんど銀座界隈で打ち合わせとか
接待だったので、「銀座久兵衛」とか「銀座松玄凛」とかも
使ったけれど、特に書くことが見つからなかった。何故だろう…

久兵衛は押しも押されぬ銀座の顔。味も問題ない。
でも、全館、鮨のビルはちょっと味気ない。
また、料理をひとつのアートとしてみた場合、
上質ではあるけれど、何か魅力、感激がない。
否、特に発見がない、ということかもしれない。
純粋に食べることだけに集中して、おまかせにしなければ、
また違ったかもしれないが、それでも江戸前鮨の激戦区の
西麻布などで新しい店が次々に出店し、若くてモチベーションの高い鮨職人が次々に話題になる昨今、最早、久兵衛に行くと言うのは
定番の安心感、上質の満足感だけかもしれない。

松玄凛も、銀座と言う場所で、蕎麦懐石で、個室中心でというのは
使える店ではあるけれども、料理としては特に書くことがない。

ここで比較していいのか躊躇はするものの、ならば、
B級でもいいから何か新しい発見が欲しいし、
そんな未体験ゾーンはまだまだある。
たまに東京に来て、あまりにも選択肢も多く、
新しいものが淘汰されている状況ではついていくのも大変だから、
そんなことを思うのかもしれない。