ロンドンの滞在最終日に予約の取れていたBrown's Hotelのアフタヌーンティを楽しんだのは、フライトの4時間ほど前。あまりゆっくりは出来ませんでしたが、このホテルのEnglish Tea Roomがアフタヌーンティ発祥だと言われているだけあって、ピアノの生演奏が流れるゆったりとした部屋は、アフタヌーンティータイムの始まる3時のオープンからすぐに予約客で埋まっていました。
3時からディナーまでの時間を優雅に過ごすためのメニューには、シャンパン付きのコースもあって、そちらにそそられましたが、フライト時間が迫っていたので諦めました。3段の皿に盛ったサンドイッチやスコーンやケーキが少なくなると、すぐに補充してくれ、ゆっくりと午後の会話を楽しめる優雅な時間の筈なのですが、何せ刻々とフライトの時間は迫っています。1時間たってチェックを頼むと、まだいろんなケーキがありますよ、と言われましたが、これから空港なのでと、言いながら後ろ髪を引かれる思いで店を出ました。その後は一目散に空港に行く電車の駅に向かいました。本物を体験はしたものの、その本質である優雅な時間を共有することは残念ながらできませんでした。
