銀座に用があったので、ちゃりんこで１丁目にある「タイガー食堂」に久しぶりに行ってみようと思った。東京を離れたら、こんなＢ級食堂にわざわざ来ることもないだろうし、でもＢ急愛好家としては、一度しか行ったことないから味を確かめておきたかったし、このブログにも登場させたかった、ということもあります。でも、１丁目の裏道をいくら探せど見つからない。仕方なく携帯で検索してみたら、「閉店」の文字が…。
事情があって、昔よく仕事をしたカメラマンの方たちの消息をたどっていったら、二人続けてお亡くなりになっていたことが最近わかった。東京のＫ氏は最近だそうで歳も同じくらいです。大阪のＴ氏もよく仕事をさせてもらったけれど、５年前に亡くなったということをＳスタジオの社長から聞いた。詳しい事情はわからないですが、みなさんまだまだこれから人生を楽しむ年齢なのに残念です。
故人の方をお店の閉店とからめるのも失礼かとも思いましたが、たまたま偶然が重なり、突然遭遇する失うことの空しさ、儚さ、そして驚き。そういう自分はもうすぐ、３７年間の会社生活を卒業してとりあえず一個人の生活に変わり、８年間の東京と大阪の二重生活も終える。企業人としての責任から解放される反面、それを失うことの寂しさも感じ、時に感傷的にもなることもある。
